暁のヨナ 第103話 「我が君眠りて」の感想です。
すっかり更新が滞ってしまいましたが、今日から更新は通常ペースに戻します。

発売日から大分過ぎてしまいましたが、先に雑誌感想行きます。
暁のヨナ・アニメの22話もこの後アップ予定です。


「いいか、俺らは龍の血を持つ兄弟。その身は遠く離れても、血で呼び合う」

上の台詞は、絵を見ると誰が言ったかは難しいのですが、キャラの性格と後のエピソード的に白龍・グェンかな。

今回の話を読んでて一番最初に思ったのは、ゼノに死亡フラグ?でした。

緋龍王が亡くなり、絶対的な保護者を失った四龍。アニメでもおなじみの緋龍王が亡くなるシーンからスタート。
このシーンはわりと初めから出てきていますが、このシーンで黄龍だけいまのゼノと同じ容姿ということで、初代を疑っていた人は凄い観察力だなーと思います。

三龍は緋龍王の死後も戦に駆り出されますが、青龍はやっぱりその身に返る返しのため捕えられてしまうことに。
白龍・緑龍が助けて事なきを得ますが、目に包帯を巻くことに。
初代から青龍も目を隠す宿命なんですね。
すっかりアビがシンアと同じ状態に…

そして緋龍城から出ていくことにした三人。一人残ることにしたゼノの決意が悲しい。
ゼノの守りとして残した緋龍王の形見が後見の地位の証となってしまったことは皮肉です。

ゼノが別れの前にアビの眼を見るシーンは、青龍の眼の苦悩を表していて象徴的。
シンアの眼をジェハが見られないのは、ギャグの一つとなりつつありますが、こうして眼を正面から見るシーンがシンアにもあるといいなー。

初代白龍は全然キジャとイメージが重ならないのですが、四龍の絆を大事にしているところとか素直に信愛を表現するところはやっぱり重なる部分ですね。
ゼノに待っているというシーンは、やっぱりジーンときます。

そして四人で肩を組んで誓いを交わすシーンはもう会うことがないだけに今回一番ジーンときてしまいました。

神官となり、一人で守ることになったゼノ。

「ごめんな。俺の魂は、多分天には還らない」

最初に働けなかった分一人苦労をしょい込むことになってしまいました。
今までのゼノの言動から政治に絡む役割をした経験はあるだろうなと思っていたので、摂政的な存在となってしまう今回の展開は予想の範囲内。

緑龍・シュテンの放浪癖はジェハにつながるものがあり、微笑ましいですね。

四龍が互いの存在を感じあえることが、ゼノの唯一の慰めでこの能力でこういうエピソードにするのはうまいなーと思いました。
最後に白龍が亡くなってしまうシーンの慟哭は本当に悲しい。

でもこの「還らない」という言葉は今後の展開の反語かなーと思えてしまいました。

イクスの言葉で「赤き龍、暁より還り給う」という言葉がありますが、ゼノの龍の力がなくなり、天に還るという展開は今後あり得るかも、と思いました。

不老不死の人のハッピーエンドはやはりその能力を失うということだと思うので、今回のゼノの嘆きを見ると、その展開がないと完全なハッピーエンドとはいかないかなーと。

暁のヨナで現在一番死亡フラグが立っている主要キャラはスウォンだと思うのですが、四龍だとゼノが一番かもなーと全然そういう示唆もないのに、初代編で物語の終わりが見えてきてしまうとついつい予想してしまいます。

主要キャラの死亡は、是非回避して欲しいので、ゼノの能力が龍に返されて普通に年を取る展開が第一希望と考えてしまいました。

まだまだ初代編が続きそうで、ハクやヨナが恋しいのですが、次回は雑誌連載はお休み。アニメでその寂しさを紛らわしているので、アニメが今月終わってから待つのがつらくなりそうです。