すっかりご無沙汰してしまっています。すっかり更新頻度が下がってしまって申し訳ありません。

4月アニメが始まって既に一か月以上経過していますが、アルスラーン戦記で再燃したので、感想を再開したいと思います。

aru1-16

既に6話まで放送されているので、1つにまとめようかとも思ったのですが、案外書くネタが豊富なので、1話ずつ感想を書きたいと思います。更新頻度を上げて、今週か来週には現在の放送分の追いつくといいなぁ。

アルスラーン戦記 第1話 「エクバターナの栄華」の感想です。原作小説のネタバレは荒川版漫画の該当部分のみとしますが、読了済みのため含んだ感想となりますので、ご了承ください。

アルスラーン戦記は田中芳樹著の小説が原作です。ちなみに管理人は原作小説の「リアルタイム」読者です。発行年よりばっちり読んでました。

なので勿論、一度アニメ化した映画も視聴済み、荒川さんより前に漫画化された中村さんの漫画も読了済み、カセットブックなるものも購入した位の古参のファンです。勿論、荒川さん版も読了済みです。
メディアミックスは賛成派なので、オリジナル含めてどんな風に着地してくれるか楽しみにしています。

ただ分割クルーになってもいいので、1部完まではやって欲しいです。今回は2クルーと聞いていますので、漫画は確実に追い越すとして、1部完は無理な話となるため、切りのいいところで終わって欲しいです。


ちなみに好きなキャラランキングは
1位:アルスラーン、2位:ダリューン、3位:ギーヴです。


最初の頃はダリューン命!!だったのですが、原作小説7巻以降でアルスラーンにすっかり転んでしまっています。現状は頼りない雰囲気の主人公ですが、カッコよくなるのは間違いないので、原作未読の方も楽しみにして大丈夫です。

ファンタジーのジャンルで暁のヨナが終わってアルスラーン戦記が始まったせいか、貴種流離譚としての出だしの印象が強いのか、スウォンとアルスラーンの声優が同じなためか(笑)二つのアニメが並べて感想を言われると好きな話同士なのでなんだか嬉しいです。
案外原作を知らない方も多いみたいですので、原作小説のネタバレはなるべく避けるように致します。
ただ折角比較対象があるので、進行済みの原作小説部分には触れていきたいと思います。

登場人物が多いですが、取り敢えず1話で登場のキャラとしては主人公のアルスラーンとダリューンだけ覚えていれば大丈夫です。他はこんなエピソードがあったなーという程度で十分です。

アルスラーン
11歳→14歳。5歳の時に王太子として擁立。
aru1-01

ダリューン
27歳。万騎長としては最年少。万騎長は全部で12人しかいない役職。黒衣の戦士と呼ばれることが多いです。作品中で最強キャラ。彼が出てくるだけで安定感ありすぎ…
aru1-14

重要な登場人物には名前のキャプションが入りますが、これは正解。重要な登場人物だけで軽く50人は超えるのでアニメだと覚えるの大変です。

第一話は小説には無い話で荒川さんのオリジナルとなりますが、今後重要となる伏線が随所に張られています。

ヴァフリーズ
ダリューンの伯父。大将軍(エーラーン)は武将の最高位です。全軍で一人しかいない役職。
aru1-02

まずはアルスラーンとヴァフリーズの稽古のシーン。小説だとヴァフリーズが剣の師匠とかのエピソードは特にないです。この追加エピソードで重要なのはアルスラーンとダリューンの絆を強くする為でしょうね。

二人の会話はお爺ちゃんと孫みたいでほのぼのします。
aru1-03

次に王妃とのシーン。母との関係がうまくいっていないことが明らかとなるシーン。
原作にも漫画にも兵士達の前に出るシーンはありませんが、CGを使ってでも大勢の兵士を表現するのに感動。アルスラーン戦記は兵の数が膨大なので、手書きなんて無茶はなくてもいいので、きちんと物量的な表現をしているのは満足です。

タハミーネ
アルスラーンの母で王妃、傾国の美姫ともいう女性で、バダフシャーン公国の宰相の婚約者→バダフシャーン公国の公妃→王妃と変遷しているお方。美しすぎるのは罪ですね。
aru1-04

二羽の鷹を介してアルスラーンとキシュワードとは付き合いがあるというのは原作でもあるエピソードなので、うまい具合に取り入れられていていい感じ。

キシュワード
双刀将軍(ターヒール)と呼ばれる万騎長の一人。双刀で戦うシーンまでアニメが進行して欲しいです。
キシュワードといえば東の国境にあるペシャワール城塞はセット扱いで(笑)
aru1-06

告死天使(アズライール)
もう一羽は告知天使(スルーシー)。告死天使だけ覚えておけばOK。
なまじの名前キャラより出番はある? アルスラーン戦記の動物枠とゆーかペット枠とゆーか。
本格的な出番は大分先なので、アニメだと後半かな。
aru1-05

アンドラゴラス三世
パルスの国王。アルスラーンの父。王妃の国を滅ぼして無理やり奪い取ったので、タハミーネ王妃には片想い。
aru1-07

カーラーン
序盤の重要キャラ。万騎長の一人。
aru1-08

クバート
万騎長の一人。特徴は左眼に傷があり、片目が特徴。アニメだと多分アトロパテネ以降はほぼ出番なし。お酒とセットが基本仕様。ほら吹きクバードとの通称あり。凄い酒豪ですが、ファランギースには負けるんだよね…
aru1-09

今回の1話での一番の重要シーンはやはりこのルシタニア捕虜との遭遇です。
時間も少年兵とのエピソードで半分割かれていることからも明らか。

第1話では名前は出て来ませんが、ルシタニアでアルスラーンと関わりがあり、かつ同じ年齢のキャラは一人しかいないので、原作既読者は誰かは承知ですね? 
漫画版でも3巻で名前が判明しました。ギーヴが気付いたっぽいシーンもありましたし追加エピソードはあっても変な改変はなさそうで安心。
aru1-10

アルスラーンのお忍び。
唯一の道楽と後々言われるので、早速出てきてくれるのは嬉しいエピソード。
キリンが出てきて豊かな大陸行路の要所として表現されていてわかりやすいです。
aru1-11

奴隷制度の部分はアルスラーン戦記1部の根幹といっていい内容なので、きちんと触れているのは正解ですね。
aru1-12

11歳がこんなに度胸があるのかとは考えてはいけない(笑)
aru1-13

子供からアルスラーンに人質を交換して更に逃亡。
aru1-15

「なぜおぬしは逃げるのだ。おとなしく奴隷になれば食べるにのは困らぬぞ」

二人のやり取りが今後もオリジナルシーンとして増えてくると思うので楽しみです。
aru1-17

「我らがイアルダボート神は人を平等に扱う。だが貴様らはどうだ。人の下に人を置くあの奴隷制度はなんだ。イアルダボート神はそのようなことは許さない。人は皆平等だ」

aru1-18
ルシタニアも民主制ではなくて王政なので、この辺りの主張は現状と即していない気もしますが…

アルスラーンの保護者とゆーか守護者の役回りとなるダリューン。
aru1-19

つい…で撃つことを止めたアルスラーン。漫画版だと叫んだだけですが、アニメだと庇う動作もしているのでガチで庇っております。
aru1-20

打ち損じたことにしておくとゆーことで、上の責任は部下が被ることに(笑)
自分が死にかける目にあっても鷹揚で高慢な振る舞いをしないのがアルスラーンのいい所です。
aru1-21

脱走したルシタニア兵以外は殺されてしまいました。
aru1-22

登用して欲しい友人がいるという話をするダリューン。aru1-23

その人物が登場するのは3話ラストなので、3年間に挟んでますが、アニメ的にはすぐ登場(笑)
aru1-24

14歳となったアルスラーンの初陣。ここで原作小説1巻スタートにつながります。
aru1-25

EDはちょっと耽美的なカットが多いですが、その中で一番お気に入りのショット。
aru1-26

1話はOPなしのEDのみですが、ファランギースの露出凄いなー。ふつーの恰好でいいと思うのですが。
アニメで動くところ見ると少しは印象もかわるかな。
aru1-27

1話を見た感想は魔弾の王と戦姫と違って膨大な数の兵士の表現がバッチリだったことです。
パルスの武将は万騎長と(マルズバーン)と呼ばれるため、1万騎を指揮する司令官が部下なので、やっぱり騎馬と兵の表現は手抜きして欲しくなかったので、CGであろうときちんと数で表現してくれたのは満足。

ダリューンはちょっとやぼったいかなーと思いましたが、動くとかっこよかったのでこれからも剣劇シーンは期待してます。女性キャラは本当に少ないですが、半年楽しみです。